自転車アルミフレーム下処理塗装です。

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基本的に水研ぎはポリウレタンフィラーだけです。前工程では水は使わず、全て空研ぎです。四〇年位前は、ポリパテを水研ぎしてた事もありましたが、友人の車のクォーターパネルを取り替えて溶接つなぎ目のパテを水研ぎした事がありました。友人のですから後々見る事がしょっちゅうです。一年位前後でしょうか、見事にパテの部分だけブリスターが一杯出てきました。水研ぎは粉塵が舞う事も無いし、平滑もわかりやすいですし良いことばっかりなんで殆どのボデーショップで採用されてました。いわば常識だったんですが、結果が悪いんでその後やる事はなくなりました。結構水は大敵なのです。

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上塗り一色完了です。一台、一台違う色なんで当然ながら一台ずつ塗る事になります。グリーンを塗り終わった所。別にぶらさっがているのが次の色、待機中の物ですね。

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塗りっぱなしの画像です。塗料はとっても好きなウノです。ハイソリッド塗料で作業性は良いし、仕上がり、乾燥共良好です。塗装時と乾燥後の出来が変わりません。

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マスキングも重要です。サイクルフレームはハンドルやら、フロントフォークやら、サドルやらが付く穴が多数ありますね。ハイソリッド塗料は意外と肉厚出ますので、マスキングをしっかりしないと部品取り付けに支障が出るだろうと思います。最後にはねじ山もタップ立てての完成となります。アルミですので
そのままボルト入れるとねじ山つぶれも意外と多いです。

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四台乾燥中画像です。四台塗り終わり乾燥中です。決まった乾燥温度、乾燥時間で最終の完全塗膜が完成します。

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四台納品待ち。もうじき引き取りです。カラフルな 四台完成です。キズが怖いので寝かせておきます。
どんなサイクルなのかフレームだけで想像付きませんが楽しそうですね。有難う御座いました。