1988年製D21現状
バンパ当たり、フェンダーフレア割れ、ドアモール、ガラスラン劣化切れ、サイドウインドゴム無し、フェンダーフレア劣化。塗装劣化、上面クリヤー剥がれ。
ファッションバー(ロールバー)素材劣化一部割れ
フロントウインド割れ交換です。
リヤスポイラーとドアハンドル4枚分のクリヤ剥げ修理です。
ソリッドカラーにはよくある事例ですが、特にプラスチックパーツに多いです。他にはバンパーもよく剥がれます。
特に外資系塗料ではツルツルのベースコートにはクリヤの食いつきが悪く剥がれの原因になってるようです。
補修塗装ではソリッドのベースコートには硬化剤を加えてクリヤを塗ります。硬化剤でベースとクリヤを一体化させます。
今回は2液型ハイソリッドのウノで塗装します。当店は特別な事情の無い限り、ソリッドはハイソリッドのウノ(クリヤ無し)です。
リヤスポイラークリヤ剥げ
ドアハンドルクリヤ剥げ
リヤスポイラー塗膜剥離
ドアハンドル塗膜剥離
ポリウレタンフィラー塗装下処理
2液型ソリッド塗料ウノで塗装。ヤナセの修理方法に憤慨して入庫。
ヤナセでは全て取替だそうです。
補修塗装がされているボンネットのクリア剥がれです。中古で購入した車だそうです。ディーラーでも中古車業者でも中古で販売する車は、仕上げは二の次、コストのみの仕事ですから、
一定期間でこんな状態になる車は 多数あります。同じように艶引け、ブツブツとブリスターもです。
塗膜剥離
ボンネット全面剥離です。剥離剤使用。クリア剥がれていた所にスタッド溶植の後、溶植跡が焼けたままに
なってます。ここをきれいにして、プライマーを塗らずとも汎用のプラサフでも塗ってれば少しは結果良かったかと思いますが。
剥離後、サンダーで下地調整。
先程の所ともう一か所パテ処理です。
ウオッシュプライマー塗装
ポリウレタンフィラー塗装
塗装完了。フェンダー上面と色差が酷いので左右フェンダーボカシです。おまけでドアミラー傷塗装。
新品同様です。タイヤは外されてます。表面は塗装部分とポリッシュのコンビ。
ガリ傷はもちろん細微な傷もない状態です。
裏側塗装は無しで表だけの塗装です。まずはスコッチブライトで
ウオッシュコンパウンド。油脂汚れ取りと足付け。
もう一度研ぎ残しを処理してホイールナット部をマスキングします。
これをやらないとナット締め付け時塗装が欠けることにもなるので。
ポリッシュ部分を重点的にウオッシュプライマー。
ポリエステルフィラー塗装。希望の色が7分の艶消しブラックなので下地の
フィラーも濃い目のぐれーです。
ガイドコート。下処理後塗装ですが、表面だけなので裏表塗るよりは楽です。
塗装しました。段々と艶が消えて最後は7分艶消しになります。
塗料は1コートソリッドのウノです。カラーはブラック単体ではなく他の原色を微量足してます。単体の冴えたブラックですと
いかにもという風になりなんとなく下品だなと個人的には思ってます。