ホンダバイクのタンク塗装

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バイクの名前聞いたんですが、失念しました。ホンダというのは確実。有る程度年取ると何でも忘れっぽくなります。仕事の工程は忘れないのでご安心を。こちらは事前にカードで選んだホワイトで賜ってます。

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キズも錆もない上等なタンクです。下地の必要感じませんのでこのまま#600#800で研いで上塗りです。裏も見えないらしいのでマスキングでオーケーです。

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塗装完了。塗料はハイソリッドのウノ、クリヤー無しのワンコートです。露出の関係で暗く見えますが実際はぱっとした明るい白です。前回のべスパの部品とか、このタンクとかは作業も早く終わるし、仕上がりもソリッドの何とも言えない感じで好きな仕事です。

CB750タンクライン塗装仕上げ

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タンクの方は下処理後ベースコート、キャンディコートクリヤー1コートで、サイドカバーはチジレ修理後、ベースコート、キャンディコート、クリヤーフルコートで完成です。タンクはこれからライン塗装が残ってますのでクリヤー1コートでストライプ塗装後フルコートで完成させます。

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CB750で画像検索するといっぱい出てきますのでそのなかからオリジナルだろうと思われる物を参考にラインを引いていきます。もちろん持ち主了解の上で。

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画像の正確な寸法は当然わかりませんので、見た目と勘で、大体違和感のないような感じでマスキングします。あまり嫌いな作業ではないですが、一発とはいきませんで三回とか四回とか貼り直ししてます。テープ貼り付けの前に1500番フィルムペーパーで足付けしておきます。

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塗装後あまり間をおかずにテープを剥がし、強制乾燥です。カラーはハイソリッドのブラックです。

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乾燥後1500番で全体足付け、ラインの所もなるべく段差がなだらかになるよう処理します。

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クリヤーコート完了です。クリヤーは耐スリ傷の上級クリヤーです。

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キャップ、エンブレムを取付完成です。

 

CB750K2かK3のタンク塗装です。

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手前のタンクが現車の物ですが、中は錆だらけでガソリンが落ちてこない状態です。カラーもストライプも補修してあるのでオリジナルとは違うと思います。奥のタンクがヤフオクで購入したかなり程度のいいタンクです。写真撮る前にストライプは剥がしてしまいましたが、手前とは全然違うストライプでした。補修もしてなくて見るからに良いタンクです。これを純正のキャンディーオレンジで塗装します。あとオリジナルの黒のストライプを塗装で入れます。

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現車のタンクのアップ画像です。何回か補修して有るみたいです。RIMG2724

旧塗膜剥離しました。旧塗膜の状態はぱっと見いいんですが、かなり古い塗膜ということで弱いです。ここは全部剥いて下地作ります。サンダーでおおまかに研いで細かい所はサンドブラストで処理してます。

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裏もさほど錆も無く程度はいいです。錆てるとこだけ除去して下地を作ります。

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裏はポリウレタンフィラーを塗装してます。今まで補修したタンクの殆どが、うっすらと錆がでてましたが、アンダーコート無しで塗装のみのタンクが多かったです。傷つき易さとか、紫外線にさらされないという理由でしょうか。というよりコストですかね。このタンクも例外ではなく前の画像を見ると、ろくな下地がされてません。紫外線の影響も無いということで、ポリウレタンフィラーのみでも大丈夫かと。

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表は裏と違いプライマー&フィラーです。一番最初のタンク二個並べた画像で、先にストライプを剥がしてますが、先に書き忘れましたが表とはいえ、これもあまりいい下地ではないです。
スクレッパーでポロポロ取れてくる塗膜です。こんなんではまずいのできっちり塗ろうかと。
裏をマスキングして、防錆、密着向上でウオッシュプライマーを塗装。

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ウエットオンウエットで、続けてポリウレタンフィラーを塗装。

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続けて指触乾燥後にガイドコートです。曲面の多い塗物は下処理時の研ぎがむらになりやすい(山の頂上みたいな所は下地が出てしまう事も)ので、研ぎの目安の為にガイドコートした方がいいみたいですよ。ガイドコートといってもラッカースプレーでバラ吹きするだけですのでコストも時間もかかりません。