ホイール2本塗装依頼。
サンドブラスト終了。
ウオッシュプライマー塗装。
ポリウレタンフィラー塗装。
研ぎの為のガイドコート。
塗装前の準備です。
塗装完了。
エンケイアルミホイール
この頃ではホイールも安く入りますがこのホイールはエンケイの古いホイールです。
表のコーティングはかなりやれてますが、腐食もなく古い割には程度はいいです。
好みの色に塗ったエンケイというこだわりですね。
表面はこんな感じです。VIAの刻印のある箇所は塗装されてます。この部分は異常なしです。
画像は#240#320で手研ぎした画像です。腐食かなと思ったのはコーティングの劣化みたいでした。クリヤーが剥がれてくる感じですが、手研ぎということもあって結構やっかいな作業でした。4本ともこんな感じです。
研いだ後のアップです。コーティングを除去したついでに塗装部も下地の為の足付けをしてます。
ホイールナットの入る所はどうにもこうにも手では除去出来ませんので
次の画像の裏と一緒にブラストします。
こちらは裏側の画像ですがアルミ削りだしでそんなに深くはないですが、
全体に4本とも腐食があります。
サンドブラストで、裏全体と表のホイールナットの窪み部の錆、
異物を取ります。
サンドブラスト終了です。この15インチのホイールくらいなら
なんとか処理出来ますがこれより大物になったらちょっと難しいです。
トップコートは裏表一緒に塗りますが下処理はまず裏からウオッシュプライマー塗装。
セッティング後ポリウレタンフィラーを塗装です。
裏の塗膜を指触乾燥する位焼いたら表にプライマーです。
そしてポリウレタンフィラーです。
塗り残し無くナット部の窪み部分にもきっちりとです。
強制乾燥後4本並べてガイドコート。ほとんどガイドコートしてますが、特にホイールはこれをしないと下地のやり直しの危険性が大です。裏と脇はガイドコートしてませんが研ぎの時は気を付けてやってます、基本的に陰の方は空研ぎでやってますので研ぎの状態が意外とわかります。
裏を空研ぎ、表を水研ぎできっちりと研いで塗装作業です。裏も表も一緒に仕上げます。裏を塗るのにはちょっと腰がつらいですが。
ベースコート塗装です。メタの粒子をちょっと粗くしたガンメタです。ベースコートは艶消し状態です。タッチアップ塗料が欲しいとたまに言われますがベースコート塗料の説明をして理解してもらってます。クリヤーと硬化剤も付けてあげれば塗れるとは思いますが現実的ではないかと。いずれ粘度が変わり、蒸発もしますので。
ヘンな体勢は裏を塗る時だけですが、下から上に向けて塗るのでミストが上から降ってくる状態なのと、今回使用のクリヤーは乾きの遅いクリヤーなので、まつ毛に付いたミストがペタペタ状態で大変です。もちろんフロアもちょっとの間ペタペタ状態です。歩くと靴がペタペタいいます。表はじっくり見ながら塗れるので状態はいいです。
クリヤーは当店では3種類使用してます。今回のは耐擦り傷対応の艶も充分な最上級ランクです。その下が耐擦り傷対応ですが乾燥も早く使いやすいタイプでこれが標準な感じですが、艶、肉持ち感とも上のランクよりは落ちます。それともう1種類がコスト的には優れてますが、使いやすい汎用のクリヤーです。汎用といっても市場に出ているクリヤーに勝るとも劣らないクリヤーです。今回は最上級のクリヤーで仕上げてます。
スチールホイール