ランクル40レストア
暇見ながら四~五年かかったのですが、ホームページ開設など思ってもいなかったので、すべての作業の画像はありません。画像も写真プリントをスキャンしたものなので、あまり鮮明ではないです。
実車の外観はかなりひどいのですが写真を撮らなかったのでないのです。部品の取り外しに没頭フレームとボデーを分離した時はひと安心です。
錆、腐食の状態
助手席シートベルトの所、ステップの裏、左右のステップが原型をとどめておらず、そのため取り付け部のパネルはすごいぼこぼこです。
ここもひどいと思うのが、フロントフロアとリヤフロアの継ぎ目ちょうどシートの後ろが腐食がひどいです。
ラジエータシュラウド&フレーム
ラジエータ単体の画像です。本体に腐食、漏れはなく剥離してブラックに塗装するだけで綺麗になりそう、というか綺麗になりました。
シュラウドとラジエータフレームもサビ取り、ブラスト、下地、塗装で綺麗になりました。
フロントフレームはクロカン車らしく泥と錆だらけ錆を取った画像しかありません。バンパの凹みは有りましたが幸いフレームは狂い無し?と思います。
ボデー裏返して核心の修理です。
作業始めてから気が付いた事にこのランクルはリヤクロスメンバを取り替えて有ります。購入したときに前所有者が車検の記録簿、ボデーの修理履歴の納品請求書も渡してくれました。
著名なランクル専門店での修理でした。
40のサビはお決まりなんですが、ちょっと別な不具合を。リヤクロスメンバと屋根の部分のクロスメンバというんでしょうか観音開きのドアがスッポリ収まる部分です。
高さの寸法が足りません。ドアの閉まりも悪くウエザーストリップははみ出てボロボロですし、収めるために左右のドアの下端を5~6mm削ってました。
次ページのバックドアの建付け画像のようになってなかったということです。画像のように補強材、リヤクロスメンバを外してしまうとフニャフニャで正規寸法が出しずらくなります。しっかり固定して建付けを合わせて溶接する必要があります。
中破大破の事故車を直す方法です。
リヤフロアの下の補強もクロスメンバというのかどうかわかりませんが、ここも腐食の酷い所全部取り外してパッチワークです。
何が大変って全部大変なんですが、ここはというのがクォーターパネルとリヤフロアパンとホイールハウスパネルとリヤクロスメンバの重なる所が今回一番大変でした。
フロアパンとホイールハウスはパネル作成です。それなりに見えるようにできました。
腐食除去して楽しみなパッチワークです。
パッチワーク用のパネルです。フロアの左上は概にパネル溶接した所ですね。
ここも癌を取り除きパッチワークです。
ここの部分がフロントフロアとリヤフロアの継ぎ目スポット溶接でくっついている所です。
こちらは左右ホイールハウス概にパッチワークも完了、リヤのフロアパン、クロスメンバも完了してます。
えらく時間かかってるんですが、説明はあっという間です。
フロアパンの溶接部防錆とアンダーコート(チッピングコート)塗布。溶接部以外はかなりしっかりしているのではがしません。このアンダーコートはドイツテロソン製、欧州車の指定補修材です。
ボデードッキングしました。
フロアの裏塗装を完了後フレームとドッキングというより載せただけですが、これで移動が可能に。ここの下処理も大変。ただひたすら平ら取るためにパテと格闘です。プレスラインに合わせてパテ研ぎファイル作ったり、お尻が痛いので座布団(プチプチ)敷いたり正直疲れました。
フロア塗装しました。
あっという間ですが、塗装しました。フロントフロアとダッシュパネル、インパネはリヤフロアの前に仕上げてます。フロントフロアの切り継ぎも左右で三箇所です。
クォーターアッパー(サイドパネル)修理
ここも切り継ぎ考えたのですが、力のかかる所が全て丸パイプなんですね。かっこと、サビだけ考えてステンレスパネルを溶接。ちょっと横着ですか?裏には防錆剤あふれるくらいいれますので。
クォーターアッパー裏塗り取り付けました。続いてバックドア建付け。
バックドアは残念ながら先の理由で使用不可。
右のドアは新品ですが、前オーナーからの頂き物、左は中古ですが小さい腐食でまずまずのものです。
平行しながら各パーツもサビ修理、下地処理やってます。
フロントパネルは下のほうが錆びてくださいといわんばかりの構造です。ここもしっかり防錆をしました。
フェンダーの上のパネル、エプロンとでも言うんですか、これはサビもなくかなりしっかり物です。
フェンダーは下地処理終えて置く所ないのでぶら下げてます。単体で塗るのがたくさんあるので一気に塗って一気に乾燥しなくては。
塗りあがった画像は置いてるんじゃなく組み付け終えたところです。
フロントパネルのネットももちろん塗装済みですが、これとTOYOTAマークが後からつかない、組み付け中止、TOYOTAマークを筆でホワイトに塗装してから組み付けです。
作業中のアナログ写真はここまで。
この後にもいろいろ材料があるのでちょこちょこアップします。