ちょっと試しに塗ってみました
フレックス(柔軟)塗装がどこまで効くか塗ってみました。
対象はポカリスエット空きボトル!中身空にしてキャップ外すと
紙みたいにグニャグニャです。
塗装には過酷な条件かと。
まずは足付け、どんな塗料もつるつるの状態では剥がれますので。
全体的に足付けしました。 ピンボケ画像ですが
そして塗装ですが、
このままでは心許ないのでこの上にプライマーを塗って
余り色のシルバーを塗ります。
ベースコート独特の艶消し画像を忘れ、
クリヤーコートをした画像しか有りません。
フレックス(軟化剤)は発砲ウレタンという素材と同じ混合比で混入してみました。
クリヤー100に対してフレックス50です。
普通にウレタンバンパーですと25位です。
発砲ウレタンというのは一時期貼り付け式のリヤスポイラー等に採用された素材です。
押すとグーとへこむ感じの、スポンジの硬めのような物です。
自動車の部品では一番フレックス性が要求される素材でしょう。
もっとあるでしょうか?
乾燥後の画像、折り曲げた画像、結構いい感じです。
テストですのでもうちょっと過酷に、雑巾みたいに絞ってみました。
剥がれません、大成功でしょうか?
これで終わるのも嘘くさいので、剥がれた画像を一枚
見えますか?プレスされた所が3~4mm剥がれてます。
ここの原因は足付け不良です。
へこんでるためにペーパーがかからなかった所です。
それ以外は剥がれ無しです。
今回使用したプラスチックプライマーはデュポンの800Rです。
使用塗料はR-Mですがプラスチックプライマーはこれを使ってます。
このプライマーはプラスチックに対して結構範囲が広いです。
素材によってはトップコートもいけますしPPプライマーとしても使用できます。
いろんなメーカーから出てるPPプライマーの3倍くらいの値段です。
PPプライマーはPP樹脂専用ですから用途が限られますから当然でしょうか。
プライマーそしてトップコートという工程でしたが、
この間にフレックス仕様のポリウレタンサフェーサーの
工程が加わるともっと強固な塗装になりますし、
いろんなプラスチックパーツの塗装に応用できます。