ハーレーフェンダー剥離方法です

RIMG2087

ここしばらく利用した事が有りませんでしたが、今回のフェンダーは剥離剤を使います。
ぱっと見て、触って、何回か塗ってますし肌から見ても柔らかく、厚い塗膜に感じます。
ダブルアクションで剥くにしても保持するのも大変、ペーパーの絡みも、かなりなハズです。
よって思い出すのも不可能な位しばらくぶりに剥離剤を使います。
小物の場合は全面塗ってほおっておけばいいので楽ですね。
全塗装を売りにしているボデーショップでは必ず剥離剤を使うところが今でもあるようですが
付いてはいけない所のマスキング、水洗い、下地調整等不良で後々クレームになる事例もあるようです。
結構厄介な材料なのでケースバイケースで使う事にしております。徐々に浮き始めた画像です。

RIMG2089

ほぼ剥けた状態で、穴発見。錆穴とは違いますので、何かの取り付け穴ですね。パテで埋めてありました。
必要無いものですから、この後溶接で穴埋めします。

RIMG2090

フロントフェンダーの方は切断のエッジを調整しております。リヤフェンダーは水洗後ダブルアクション
180番で素地調整、この後プライマーです。

RIMG2092

ウオッシュプライマー塗装。密着と防錆には欠かせない工程です。RIMG2093

続けてポリウレタンフィラー塗装。ガイドコート塗装。研ぎ残し及び研ぎ過ぎの無いように。
塗色は決まってて黒の艶々です。

RIMG2099

 

裏をマスキングして表塗装です。ペーパーとフィルムで研いでます。今回は最終800番のフィルム
で研ぎです。ウエットオンウエットで裏を塗ったのですが画像ありません。忘れてました。
工程としては裏の足付け、エポキシ系のフィラー塗装、そのままハイソリッドの艶消し黒です。
裏は多少のブツは付いても見る所でも無いので一発で塗ってしまいます。裏の艶消しは定番でしょうね。
表は違う塗料です。

RIMG2155

塗装、乾燥、若干のブツ取り、磨きで完成です。オーナーの方の希望で、クリヤー仕上げにしてます。
裏塗りはワンコートソリッド艶消しでしたが、こちらはツーコートソリッド、クリヤー仕上げです。
どちらも艶、耐久性とも良好ですよ。

RIMG2157

裏を一枚撮影しました。工程の画像がありませんが、完成の画像だけでも。
無事納品いたしました。有難うございました。