タンクが鉄、他はプラスチック素材です。
タンクは一か所錆が酷いので除去して、凹みが一か所修理してます。プラスチック素材も足付けて全てポリウレタンフィラー塗装です。
研ぎ前のガイドコート。
#800で研ぎ後、上塗りです。
指定色はワインレッド系のパールです。塗装完了。
部品一個だけ黒の艶あり指定です。ブース内の画像よりこちらの画像の色が正解です。
エンブレムはオーナーの方が、自ら張るようです。一応位置だけですが目安に。
こちらはカワサキゼファーのタンクとフェンダーの板金塗装です。
タンクは4~5ヶ所凹み修理があります。カラーはフィットハイブリッドのフレッシュライムという黄緑での依頼です。
かなり明るいパットしたカラーですよ。
右側と左側に凹みがあります。車のドアとか、フェンダーよりも平ら取るのがちょっとやっかいというより難しいです。ゆるやかな曲面ときつい曲面の研ぎ方がややこしいんです。それでもうまく研げてますのでご安心を。
珍しくにじみです。こちらはフロントフェンダーですが、先端にキズがあったので研ぎおろしてフィラーを入れたとたんに滲み発生。昔は赤系の色でこれに結構悩まされました。滲む塗料など今は無いとおもってました。小物なのでまだいいですが、車のルーフパネルとかだとがっかりです。色を研ぎおろした所と色の残ってる所の境がみえます?
色を全て研ぎおろしました。材質はABS樹脂です。このままフィラーを入れます。
まとめてフィラー塗装です。タンクのパテ研ぎ後、フェンダー、リヤカウルと一緒にフィラー塗装です。アルミホイールは別に塗ったのですが、まとめて強制乾燥中です。
その後ガイドコート、水研ぎ処理をして塗装完了です。カワサキカラーのパール版?パットしたカラーで結構目立つかと。
表の下地は写真有りませんが水研ぎで調整済みです。裏側はブラックアウト、艶消し黒です。
裏が乾燥したら、裏をマスキング、パーツ全てセットして本塗りに入ります。
ソリッドとか、メタリックでしたら2回にわけて塗装することも出来ますが、
キャンディは色目が違ったら大変ですので、全部まとめて同条件で塗ります。
フロントカウルセットやタンクカバーとは違い、こちらは手持ちで塗ります。
テープの芯とガムテープで作った取っ手ですが、軽いFRPの場合充分持ちます。
色の量もかなりですが途中で切れたらアウトです。車の各部位(フード、ドア等)
やバイクの部品等の塗料の使用料、クリヤーの使用料は長年の経験から全て
記録してありますので、ドンピシャよりちょっと多めで作ります。
廃棄物が少なくなるのと材料節約出来るという事で、いろいろ記録しておくと
便利ですよ。本音では材料節約は頭にありますが、廃棄物の事はあまり考えません。
結果的に少なくなってるからいいでしょうが。
ホワイトとブラックで調合した一回目のベースコートですね。次に塗るレッド系の
ベースコートが若干染まりが悪いので均一になるようにグレー系で染めます。
シルバーでも粗い目の塗料ですと染まりが悪いのでこういう方法を取る事が多々あります。
染まりが悪い塗料を染まるまで塗ってますと、どんどん濁って透明感はなくなります。
明度も彩度も本来の色とはかけ離れていきますので気を付けたいところです。
今回のキャンディレッドはトップコートのクリヤーまで含め4コートの塗装です。
長めのセッティングを取ってレッド系のベースコートです。
俗に言われてるキャンディレッドの下地はシルバーですが、この部品には着色
の下地です。オーナーの方自らカラーカードから選択した色です。とりあえずパーツ全て塗装しました。
ちょっと粗目のメタルと着色レッドパールの配合で塗装してます。均一なメタル感が出るように
塗装です。正直普通のぺインターが普通のガンさばきで塗れば何の問題も無いはずです。
それほどここ25年位は塗料の性能が良くなってます。アクリル塗料ではこんな簡単にはいきません。
バカチョン塗料そのものです。言い方悪いですが賛同するぺインターも多いはずです。
きっちり染めてしまえばオーケーです。
こういう形状のパーツは得てして塗り忘れる所がでやすいので、下から横からしっかり覗いて忘れてる所が無いよう気を付けます。体がだんだん固くなってきており昔見えた所が見えて無かったなんてことが塗装完了後に気がつくことがたまにあります。
キャンディベースコートのタンクカバーです。塗って10分位経ってますので
艶が消えてます。この後クリヤーコートです。2コート、3コートの場合、
艶が出るのはクリヤーだけなので途中の画像はそんなに綺麗には見えないです。
ソリッドは最初からてかてかですが。
クリヤー塗装完了直後のタンクカバーです。淡く見えますが、色目がもうちょっと深紅系です。
ブース内の蛍光灯、露出の関係ですかね。このパーツの量と4コート塗るので
セッティングタイムも半端じゃなくスプレー時間も半端じゃありませんので
くたくたです。やっと終わりです。
タンクカバーのアップです。色目としてはこちらの画像の感じです。蛍光灯でのメタ感です。
着色ベースですとメタとパールの感じが必要以上にぎらぎらという訳でもなく、
深みが増すと思いますよ。百聞は一見にしかずといいますが、表現は難しい。
ヤマハドラッグスター1100のガソリンタンクとフロント、リヤのフェンダーです。
立ちゴケかなにか倒れた拍子にタンクが凹んだようです。
この機に単色のホワイトパールに全塗装の依頼です。
ツートンカラーの境目にストライプテープが張ってあります。良く見ると
フロントフェンダーだけオレンジ色の部分が塗装では無くシートが張ってあります。
タンクは途中省略、いきなり下地です。
中から押せませんので引き出し板金ですが、写真取って無くて、いきなり下地塗装の画像です。板金、パテ処理フィラー塗装後、スポットパテで巣穴を拾ってます。
スポットパテは一液ですから再度二液のフィラーで埋めます。というか塗ります。
このまま上塗りしちゃうのはまずいので。でもこのまま塗っちゃてる所の方が多いですよ。
タンクの反対側。
地肌出てるのがストライプ剥がして塗膜の段差落とした所です。パールホワイト塗装後オレンジ色を塗装してます。
こちらはリアフェンダー。
素地は黒です。こちらはオレンジ色を塗ってからパールホワイトを塗ってます。
単品だけまとめて塗るんでしょうね。そのラインによって工程が違うのでしょう。
そしてフロントフェンダー
こちらはオレンジ色がシートでしたからシートを剥がして足付け、グレーに見えるのは
キズをエポキシパテで修正した所、アルミのリベット部分はフィラー前のウオッシュプライマーです。
ステーはそのままでマスキング。
タンクもプライマー。
タンクも地肌の露出した所はウオッシュプライマーを塗ってからフィラー塗装です。
台があまりおしゃれではありませんがある物は何でも利用ということで。
プライマーの後、フィラー塗装、ガイドコート、最終の研ぎ後、塗装です。
画像が塗装直前です。
3コートパールはバイクでは珍しいですかね。車では白と言えばパールホワイトで多いですが
バイクはあまりないですよね。車の補修では値が張りますが、バイクの場合キズが付いても
単体で全部塗れますから補修塗装も意外と楽かもですね。駆け足ですが手を抜いてはおりませんので。
リアフェンダーの画像。
バイクの部品はほとんど曲面で構成されてますのできっちり塗ってやるとレべリングが
素晴らしい塗面になりますよ。ブツも見えないので塗りっぱなしです。