自転車アルミフレーム塗装です。四台各別々のカラーでの塗装依頼です。
何がしかのイベント用サイクルの製作と伺ってます。元々ホワイトカラーだった様ですが、既に塗装剥離されての持ち込みです。剥離方法は剥離剤使用とのことです。綺麗に剥離されてますので隙間の塗膜残りをブラスト除去して下地にかかります。
ステー付きとステー無しが有ります。何が付くのか理解してませんがステーをカットしたのが二台あります。カットされての入庫ですが、カット痕と多少のキズがありますので、こちらを修正していきます。
はじめにエポキシのプライマー塗装です。アルミにいきなりパテというのもなんなので、パテの前にエポキシプライマーを塗ります。二台とも同じ箇所です。並べて処理です。
こんな傷がちょこちょこと有ります。グラインダーとかでカットしたと思いますが、なるべくならポリウレタンフィラーで埋まる位に処理するとうれしいですが、なかなかそうはいきません。やわらかなとアルミですからなおさら難しいかと思います。
我ながらなんとボタボタなパテでしょう。へたくそですね。とは言え丸い形状にパテを付けるのもなかなか難しいんですよ。言い訳がましいですが、研いだ後の結果はオーケーですので、役目ははたしているかと。
こちらはパテ処理無いほうです。処理の無い二台はカスを除いて下処理後ウオッシュプライマー塗装です。
続いてポリウレタンフィラーを塗装しました。ぶら下げ塗装です。
パテ処理の2台も下地いれます。アルミの地肌とパテの間にエポキシプライマーが見えるとおもいます。
アルミは錆びない事はないですよ。溶接時はスチールとは違い細かい指示(マニュアル)が有ります。NSXのパーツ溶接などはホンダのマニュアルに従うことになってます。ということで、いきなりパテはまずいのです。防錆とか密着の問題で。
追加の二台にウオッシュプライマー、ポリウレタンフィラーを塗装。
乾燥後、艶消し簡易ガイドコート塗装しました。
これを塗装前足付け研ぎするには、必ずガイドコートが無いと研げません。
下が出ないように、研ぎ残しが無いように慎重に研ぎます。