ロイヤルスター三色塗装

DSCN0572

全体足付け研磨後、最初にホワイトパール塗装しました。塗装の順番としては、メーカーの順番だとマスキングに難儀しそうです。メーカーではホワイトパールの部分を残して全体をマスキングする材料が有ると思います。大量に塗らなくてはいけませんから。ヤマハに問い合わせればそのマスキングの部品も出てくると思います。前にそういう部品を調達した事がありました。どこのメーカーかは失念。今回はマスキングのしやすさ、色の染まりを考慮してホワイト、ライトグリーン、ブルーの順番で塗装します。

DSCN0589

ライトグリーンのストライプを塗るのに寸法を記録してます。へったな図面ですが自分がわかればオーケーということです。

DSCN0583 - コピー DSCN0584 - コピー DSCN0591

大体の線引き。適当ですがテープを貼ってみて徐々に詰めていきます。

DSCN0592 DSCN0593 DSCN0595 DSCN0596

最終的にラインテープできっちりと縁取り。

DSCN0597 DSCN0598 DSCN0600 DSCN0601

ライトグリーンのストライプを塗りました。これはメタリックです。全面塗っているのはこの上に塗るブルーパールの染まりが悪いので下地色を兼ねています。こうすることによってある程度は隠蔽しやすくムラも防ぐ事が出来ます。乾燥後足付け研磨してます。

DSCN0610 DSCN0622 DSCN0624

最終クリヤーコート完了の画像。マスキング、ブルーパール塗装の画像撮ったつもりだったんですがどこにもないので忘れたようです。ライトグリーンのストライプはぴったり5mm幅なので5mmのラインテープで意外と簡単にマスキング出来てます。塗り境は多かれ少なかれ段差が出来てますので乾燥後全体研いでトップクリヤー(いいやつ)で仕上げてます。

DSCN0631 DSCN0635 DSCN0637

部品組み付け、エンブレムを貼って完成です。

 

ロイヤルスター 板金

DSCN0530

3色のうちライトグリーンはストライプです。ストライプを剥がしてどんな順序で塗装してあるか確認しておきます。ブルーパールを全面に塗って、次にホワイトパールを塗り、ストライプを貼って最後にクリヤコートという手順です。補修塗装としては違った手順になります。

DSCN0541

押したり、引いたりで板金修理、アルミパテ塗布状態。フェンダーも同様です。

DSCN0553

DSCN0557

下地作る前に色を決めておきます。カラーコードから調べればすぐわかるんですが、諸事情がございましてカードから選んで調色していきます。赤味、青味、黄味、いろんな青があります。それに明暗、彩度がかかわってブルーパールは結構難易度が高い色です。何枚か試しに塗ってみます。太陽サンサンの時が調色びよりです。何枚かのうち、前側の色で塗ろうかと思います。

DSCN0543DSCN0552

こちらがホワイトパールのカードですが、ホワイトパールのうちでも一番といってもいいくらい白い色です。この位白い色を塗ってる車はいままでみたことが有りません。画像ではわかりにくいでしょうが、カードは黄色が結構強いです。バイクのホワイトパールは例外なく真っ白なパールです。車全体に塗ったら変な車と思われるような感じです。この色から黄味を抜きながら調色して試しに塗ってます。

DSCN0548

ストライプは部品として存在するのかどうか問い合わせもしてません。印刷物なので色は微妙ですが、幅が5mmと細いのでこのカード2枚のどっちかで塗装していこうと思います。

DSCN0550

色作りが完了した所で、タンクのアルミパテを研ぎポリパテを二度研いで平が完了。バイクのタンクの様なゆるやかな凸面は平らにするのは難しいです。凸でも凹でも元の面にするのは業界では平を取るといいます。別にまっ平らにするのではなく原型に戻すことですね。

DSCN0562DSCN0565DSCN0567

DSCN0568 DSCN0571

そしてフェザーエッジ、全体処理でウオッシュプライマー、ポリウレタンフィラー、ガイドコートまで一気に処理します。

PPバンパ修理塗装

DSCN0106 DSCN0122

フリードとヴィッツのバンパ修理です。車の修理の中ではこの仕事は結構多いです。極端な事故車が少なくなっている反面、こういう軽作業は多いですね。バブルのころは何でも交換だったような気が。保険仕事が多かったからですかね。

DSCN0109 DSCN0125

キズを均してパテ成形です。フリードは一箇所穴が開いてます。メンバーのボルトの突起で裏から突いた為です。ヴィッツは表面のキズだけです。

DSCN0111 DSCN0112 DSCN0118 DSCN0124 RIMG3330

フリードの穴をエポキシ接着剤で補修。表面にプライマー、接着剤塗布で、裏にもプライマー、接着剤です。両面から埋めてしまいます。裏からはボルトの頭で突いた痕がくっきりです。エポキシ接着剤は硬化後痩せる事はないですから、後々穴の形が浮いてくるなんてことはありませんよ。柔軟性の無いポリエステル系のパテだとわかりませんが。そもそもポリパテで仕上げていくこと自体画像のようになります。前に紹介しましたパッソのリヤバンパ。中古車屋さんの店頭にはちょっと当たっただけでこんな風になる車が結構ありますよ。

DSCN0114 DSCN0126

そしてパンパーパテで(これも柔軟性のあるエポキシパテ)成形します。

DSCN0127 DSCN0131

プライマー塗装、ポリウレタンフィラー塗装。下処理研ぎ作業まで終了した画像です。バンパーを取り外すタイミングですが、私はバンパー単体で研ぎ作業をする時、抑えているのがうんと嫌なので、取り付いてる状態でバンパーパテ研ぎ、全体足付け処理までやってから取り外し、ポリウレタンフィラー塗装という工程です。付いてる状態でフィラー塗装だとマスキングというまた面倒な事があるのでこんな風にやってます。

DSCN0130 DSCN0133

塗装、取付、完成です。バンパー塗装のクリヤーは標準タイプのクリヤーを使用してますが、一応耐スリ傷対応ですからちょこっと当たった位ではみっともない事にはならないと思います。ましてや上記のパッソみたいには絶対なりません。

ホンダバイクのタンク塗装

DSCN0134

バイクの名前聞いたんですが、失念しました。ホンダというのは確実。有る程度年取ると何でも忘れっぽくなります。仕事の工程は忘れないのでご安心を。こちらは事前にカードで選んだホワイトで賜ってます。

DSCN0139

キズも錆もない上等なタンクです。下地の必要感じませんのでこのまま#600#800で研いで上塗りです。裏も見えないらしいのでマスキングでオーケーです。

DSCN0144

塗装完了。塗料はハイソリッドのウノ、クリヤー無しのワンコートです。露出の関係で暗く見えますが実際はぱっとした明るい白です。前回のべスパの部品とか、このタンクとかは作業も早く終わるし、仕上がりもソリッドの何とも言えない感じで好きな仕事です。