住宅用ドアハンドル再生

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築20年程の住宅のドアハンドルという事です。売約済みの中古物件という事で、リフォーム会社からの依頼。製品廃番でハンドルだけはもちろんAssyでも出ないそうです。ドアごと替えると予算的に大変とか。

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コーティングが剥がれてます。外側が2本で内側が2本だと思いますが、こちらが外側の2本です。紫外線、風雨に曝される頻度大ですので、酷い状態になってます。

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こちらが内側の2本。外側より状態はいいですが、ぷつぷつと浮きがあります。

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まず2本剥離してみた比較。

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全て剥離完了です。素材の色のままクリヤーコートされてはいないのですが、塗装ではなく、メッキとか印刷とかの類でブロンズ調にされてます。真っ黒に見えて光が当たるとゴールドに輝くような感じの色調です。塗装で再現するのは不可能ですが、それらしく見せることは可能です。

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プライマー塗装です。

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続いてポリウレタンフィラーの塗装。

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完璧に再現は無理でも光輝性の強い材料で光が当たった時にはキラキラと光る材料で塗装。まだベースコート状態なので、艶消し状態。

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クリヤーコート塗装。

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乾燥、組み付け、完成。ウエブではなく看板を見ての依頼でしたが、なかなか受けてくれる工場が無いようで、難儀してたようでした。満足して頂き感謝です。有難う御座いました。

 

スイフトエアロバンパー塗装取付

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こちらが下地調整、ポリウレタンフィラーまで完了のスイフト用社外エアロバンパーです。バンパーにしろサイドスカートにしろでっかい段ボールに入って来ますので新品にしろ、中古にしろ事前に連絡頂いて工場宛で送られてきます。それはそれで結構なんですが、もともと付いてた純正のバンパー等が持ち帰れなくなり(保管場所の問題?)長く預かっている物も有ります。普通の家庭ではこんなの置く所はないでしょうね。一例としましては大物では無いですが、箱スカのフロントスポイラーは平成2年位からホコリまみれであります。箱スカ乗ってるのか、忘れてるのか、どっちでしょ。

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途中経過なにも無しで、いきなりですが研ぎ、調色、塗装、組み付け、取付、完了です。

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フォグランプ部分もぴったりですが、仮付けの時点でどこも削る事も無くノーマルを外した後にすんなり取り付けられるエアロバンパーはそんなに無いんですが、すんなりでした。精度いいです。修正したのは極小の巣穴3箇所、接合部のバリ取り位です。そのまま塗るようなバカなまねはしませんが、ポリウレタンフィラー一発でいけました。

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まあ何の効果がというのは置いといて、デザイン上ですかね、でっかいエアーインテークが有るんですが、その上にちっさいスリットも設けてあります。スイフト乗りの参考にメーカーを紹介致します。DIY PARKS(ディアパークス)製、CARTISANと記して有ります。

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エアロバンパーは塗装取付れば完了ですが、実際言いたいのはグリルネットです。画像はエアロバンパーの開口部のメタルラスのネットです。アルミ製で打ち抜きのメタルラスです。殆どのエアロのグリルはこれですね。一部のエアロメーカーと自動車メーカーの純正はブラックに(艶有り、艶消し)塗装してます。その他は全て素地のままです。アルミの地肌がいい方はこれでいいですが黒に塗りたい方は塗って欲しいでしょうし、そのほうが締まるのではないかと思います。

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ご存じかどうか知りませんがアルミにはそのまま塗装は出来ませんよ。スプレーかなんかで塗られたらすぐ剥がれます。みっともなく。画像は密着性の良いプライマーです。これでグリルネットを塗装します。

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グリルネットにプライマー塗装です。ウエットオンウエット塗装方法ですのでこの後続けてカラー塗装です。この形状のパーツはフィラーを塗装、研磨は不可能ですので研磨無しで塗る方法です。プライマーは密着性に優れるエポキシプライマー、続けてウエットオンウエットなる方法でブラックの艶消し塗装です。エポキシプライマーはシーラー、フィラーどちらの用途でも使用できます。パテを塗る前に必要な時のプライマーもこれです。

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続けてブラックカラーを塗装してグリル塗装完了です。エアロパーツを依頼する時には
グリルの事もしっかり相談、確認の上依頼するといいですよ。