CB750K2かK3のタンク塗装です。

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手前のタンクが現車の物ですが、中は錆だらけでガソリンが落ちてこない状態です。カラーもストライプも補修してあるのでオリジナルとは違うと思います。奥のタンクがヤフオクで購入したかなり程度のいいタンクです。写真撮る前にストライプは剥がしてしまいましたが、手前とは全然違うストライプでした。補修もしてなくて見るからに良いタンクです。これを純正のキャンディーオレンジで塗装します。あとオリジナルの黒のストライプを塗装で入れます。

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現車のタンクのアップ画像です。何回か補修して有るみたいです。RIMG2724

旧塗膜剥離しました。旧塗膜の状態はぱっと見いいんですが、かなり古い塗膜ということで弱いです。ここは全部剥いて下地作ります。サンダーでおおまかに研いで細かい所はサンドブラストで処理してます。

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裏もさほど錆も無く程度はいいです。錆てるとこだけ除去して下地を作ります。

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裏はポリウレタンフィラーを塗装してます。今まで補修したタンクの殆どが、うっすらと錆がでてましたが、アンダーコート無しで塗装のみのタンクが多かったです。傷つき易さとか、紫外線にさらされないという理由でしょうか。というよりコストですかね。このタンクも例外ではなく前の画像を見ると、ろくな下地がされてません。紫外線の影響も無いということで、ポリウレタンフィラーのみでも大丈夫かと。

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表は裏と違いプライマー&フィラーです。一番最初のタンク二個並べた画像で、先にストライプを剥がしてますが、先に書き忘れましたが表とはいえ、これもあまりいい下地ではないです。
スクレッパーでポロポロ取れてくる塗膜です。こんなんではまずいのできっちり塗ろうかと。
裏をマスキングして、防錆、密着向上でウオッシュプライマーを塗装。

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ウエットオンウエットで、続けてポリウレタンフィラーを塗装。

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続けて指触乾燥後にガイドコートです。曲面の多い塗物は下処理時の研ぎがむらになりやすい(山の頂上みたいな所は下地が出てしまう事も)ので、研ぎの目安の為にガイドコートした方がいいみたいですよ。ガイドコートといってもラッカースプレーでバラ吹きするだけですのでコストも時間もかかりません。

 

ハーレーリヤフェンダーパテ付けから裏表塗装

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穴開け完了後、スポット痕をパテで隠します。車のパネル交換作業ではスポット痕を消す事は
有りませんが、スポット痕が有っておかしい所は消さないといけません。と思います。
よって、均してスポット痕とサンダーキズを消すためパテ付け。

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フェンダー裏の処理をします。パネルの合わさった所はスポットシーラーが付いてます。外側は(補強板の見える所です。)ウオッシュプライマー塗装したところです。塗装が前提なら最強の防錆プライマーです。

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ウエットオンでポリウレタンフィラーを塗装です。定番のプライマー&フィラーです。

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フェンダー裏のシーラー処理後塗装です。フェンダー裏の塗装はハイソリッドの黒の艶消しです。塗装前最後の処理がシーラー塗布です。これでパネル間に水、異物等混入する事はないと思います。が、20年も経った車のシーラーは経年変化でひび割れ剥離で、水浸入、錆発生がほとんどの車で見られます。
古い車所有のオーナーはお気を付け下さい。
前回はフェンダー裏塗装の画像を載せましたが、今回は撮ってません。裏の処理はこの後艶消し
ブラックで塗装でお仕舞いです。

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塗装完成画像です。裏を艶消しブラックで塗装後、マスキングをして表を塗装、乾燥、3個ほどブツが付きましたので取り除いて磨き、完成です。これで結構しっかりしたなという印象です。ビビり等が無くなるといいですね。

 

ハーレーのリヤフェンダー再度改造です。

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2013年の春頃に紹介しました前後フェンダーを加工塗装したうちのリヤフェンダーです。
フロントフェンダーは厚みがあり、かなりがっしりしてましたがリヤフェンダーは鉄板も
薄くちょっと頼りない感じでした。ハーレーの振動は知りませんが、結構な物なんですかね。
30年位前のバーチカルツインは結構な振動でした。ヤマハのXS乗ってましたので。
ということで、補強加工の依頼です。ついでに前後部のアールをなだらかに少しカットします。
画像の型紙がオーナーの方が用意したもので、それに合わせてカットした補強用鉄板です。

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後部少しカットしました。前はもう少しアールが小さかったのですが、なだらかな感じということで削りました。#60ベルトサンダーと研磨紙での作業で左右均等に均します。

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前部もカットしました。画像がボケボケですが後部よりアールを大きくよけいに削ってます。フランジの所がどうしようかと考えましたが、迷わずに簡単な処理にしました。

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溶接前の下処理です。鉄板と本体の位置決め、溶接箇所の塗膜を剥いておきます。貫通穴の所を重点にその間を補助的に溶接していきます。

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防錆スポットシーラー塗布します。長年使ってるシーラーなので耐久性はいいです。シーラー塗るのは当たり前で塗らないのは論外ですよ。アーク溶接は使わず、スポット溶接のみでくっつけます。必要以上の熱も出ないのでパネルの歪も最小限ですみます。

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位置を決めて左右ともバイスで止めて固定します。慎重に溶接前の位置決めです。

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左右パネルスポット溶接終了です。取り付け穴のある所が3箇所とその間が2箇所の5箇所です。3箇所の取付穴を開ければ完了です。